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包丁の使い分け、研ぎ分け



先日包丁を2本研ぎに持って来られたお客様がいました。

2本ともステンレスの文化包丁、そして両方ともに刃先の欠けが何か所かありました。


包丁の使用に関して話をお伺いすると、両方とも同じように使っておりカボチャ等の硬い物も良く切ると言うことでした。

「包丁を欠けないように使いたい」とのご希望があり、相談の結果2本を使い分ける事になりました。


① 肉、野菜全てに使うがカボチャなどの硬い物は切らない。

② 肉、野菜全てに使い、カボチャなどの硬い物も切る。


このようにだいたいの用途を決めたので、同じ文化包丁でも研ぎ方を変えました。


① 硬い物は切らないので切れ味と長く切れる事を重視した研ぎ方。

② 硬い物を切るので刃が欠けないことを重視した研ぎ方。


この研ぎ分けをするのに、包丁が1本は鋼、もう1本がステンレスの場合は、①が鋼、②がステンレスとおのずと決まります。

今回は両方ともステンレスだったので、2本を見比べてより鋭く刃が付きそうな方を①としました。


包丁は切る食材により研ぎ分ける事で、より快適に使っていただく事が出来ます。


研ぎあがりに関してご希望がある場合は、店頭で遠慮なくご相談ください。

ちなみに特にご希望が無い場合は、持って来られた包丁の状態を見ながらどのように研ぐのがベストかをこちらで判断して研いでいでいるのでお任せでも勿論大丈夫です。

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