きらら工房では時々柄の交換の依頼があります。
多くは柄の中の部分(中子)がサビて膨張し柄が割れた、もしくは柄が腐ってしまった、等によるものです。
また、鋼の包丁が錆びているのも良く見かけます。
包丁(金属と木)は水が苦手ですが、調理道具として水を避けては通れません。
水に濡れてしまった包丁でも毎回ほんの少しだけお手入していただいたらいつまでも良い状態で使う事が出来ます。
【お手入れの手順】
① 料理をする
② 「いただきます!」の前に包丁を洗って乾いた布で金属(刃)の部分と柄をしっかりと拭きます。
その際は金属と柄の接続部の水分もしっかり拭いてください。
③ キッチンの台の上に乾いた布か綺麗な食器を置いて、その上に包丁を置いてください。
④ ご飯を食べます。
⑤ 食後に包丁がしっかり乾いたのを確認してからしまいます。
乾いた布1枚出来るので難しい事はありません。
洗う時にお湯で洗っていただくと拭いた後乾燥しやすくなりますが水でも大丈夫です。
私はこの方法をする事で、鋼の包丁も錆びる事無く長年快適に使っています。
(たまにうっかり濡れたままにしておくとすぐに錆びますが、そんな軽い錆びならクレンザーや錆取り消しゴムなどの便利グッズですぐに落とせます)
ご飯前のちょっとしたひと手間、ほんの15秒程で包丁を長く良い状態で使っていただけるので是非やってみてください。
画像の包丁は本焼きの包丁で金属部分が全て鋼(錆びやすい)で出来ている物ですが、この状態をいつものお手入れで保てるので気楽に普段使いしています。
錆取り消しゴム2種類はきらら工房店頭でも販売しています。
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