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よみうりカルチャー八王子での講座申し込み状況について

よみうりカルチャー八王子での「包丁研ぎ講座」は無事予約で満員となり現在キャンセル待ちの方もいるそうです。

人前で話しをするのが苦手なので散々悩みましたが、いざ満員になってみるとたくさんの方が包丁研ぎに興味を持ってくれている事がわかりとても嬉しいです。


包丁研ぎを仕事にするまでは私の周りで包丁研ぎをしている人が殆どいませんでした。

誰とも包丁研ぎについて語る事も無く、インターネットで研ぎ方を調べては試行錯誤を繰り返していました。


子供の頃からあまり一般的ではない事に興味を持つ事が多く、よく「変わってるね」と言われていましたが、「包丁研ぎが好き」と言うと「本当に変わってるね」と変わってる度がワンランクアップしたどころか、包丁が危険物なせいかちょっと怪訝な感じで見られる事もありました。(笑)


そんな感じでコツコツと包丁研ぎをしてこの歳になり、周りの人達からは包丁研ぎをして感謝されていましたが、このまま自分の周りの人の包丁だけを研いで終わるのかな…と2年くらい前にふと考えました。

鋼の包丁に出会うまで、研ぎを始めるまで、ホームセンターで安い包丁を買っては使い捨てにしていた若い頃。

鋼の包丁を知り、包丁研ぎを知り、私の世界は変わりました。


世の中には堺の包丁を始め素晴らしい包丁がある事、研げばびっくりするくらい切れるようになる事、切れる包丁を使うと毎日の料理が楽しくなる事、それなら私でも広める事が出来るんじゃないだろうか、そう考え思い切って包丁研ぎを仕事として始めました。


仕事として始めるにあたっては、ちゃんとしたレベルに達しているかを確認したかったので、自分が研いだ包丁を持って研師の方に見てもらったりしました。

堺の研師の方々には突然包丁を何本も持って押しかけ「アドバイスをください」と今思えば突然で失礼だったにもかかわらず、全ての方が真剣に研いだ包丁を見て、親身に相談にも乗ってくれて「もっと自信持っていいから」「頑張って」と言ってくれました。


こんな私が包丁研ぎを教えて良いのか今でも迷いはありますが、きっと私だからこそ伝えられる事があるのかな、と考えています。


受講者の方々には包丁研ぎの楽しさと、研ぐことでその包丁本来の切れ味を引き出す事が出来るという事を実感し、切れる包丁にときめいてもらえたら嬉しいなと考えています。





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