珈琲焙煎を始めたのは20代の頃。
東急ハンズをぶらぶらしていたら珈琲の生豆が目に入りました。
それまでは特別珈琲焙煎に興味があった訳ではなく、むしろ珈琲を飲むと胸やけする事があったので少し珈琲が苦手でした。
たまたま生豆を見つけて「この状態で売ってるって事は焙煎が出来るっていう事かな?」と言う出来心で買いました。
家に帰りとりあえずネットでサクッと焙煎の仕方を調べてミルクパンで焙煎しました。
何となくそれっぽい感じに焼けたので飲んでみたら、胸やけしないしそこらの喫茶店よりも美味しいじゃないですか。(笑)
こうなると一気に私の凝り性スイッチが入ります。(笑)
ネットで生豆をキロ単位で買う生活の始まりです。
色々な種類の生豆を買っては、夜な夜な焙煎して毎日「は~……珈琲ってなんて美味しいんだ」ってなってました。(笑)
勿論たまに失敗して炭にしたりもしましたが。
最初はミルクパンで始めた焙煎もそのうちアルミのフライパンになり鉄フライパンになり、そして最後は直火で焼けるステンレスの物を珈琲焙煎オタクっぽい溶接の仕事をしてる人から手に入れました。
以来ずっとそれで焙煎しています。
ちなみに自分で焙煎した珈琲では胸やけしないし変な酸味もありません。
珈琲豆には油分があり、深煎りにすればする程にその油分が表面に出てきて豆がテカテカと光ります。
高温で焙煎する事で酸化が一気に進みます。
例えるなら天婦羅です。
揚げたての天婦羅は美味しいですが、何日も何週間も経った天婦羅は美味しくもないし身体にも良くないですよね。
私が市販の珈琲で胸やけしたり変な酸味を感じていたのは、焙煎してから日が経った酸化した豆だったからなんだと気づきました。
考えてみたら普段の生活で珈琲豆を買おうとしたら、焙煎日から日が浅い物を買える事は殆どありません。
日が浅いどころかいつ焙煎したかわからない物ばかりです。
酸化した豆のせいで昔の私のように珈琲が苦手な人がいたならこんなに残念な事はありません。
と言う事で珈琲が苦手だった私は自分で焙煎する事により大好きになり、朝夕2度珈琲を淹れて飲んでいます。
一番好きなのはアイス珈琲牛乳です。
自分で焙煎しているのに珈琲牛乳?と言われる事もあるんですが、美味しい珈琲豆をいい感じに焙煎した豆で淹れた珈琲牛乳は異次元に美味しいんです。
機会がありましたら是非きらら工房の珈琲を、と言いたいところですが、珈琲豆は家の分を焙煎するタイミングが研ぎ日と合えば少しだけ販売、と言う感じなので、お近くで焙煎日が書かれている良心的なお店の豆を買って飲んでみてください。
人生に今まで知らなかった喜びや楽しい事や美味しい物が増えるのって嬉しいですよね。
あ、珈琲を淹れる時は沸騰したお湯は絶対にやめてください。
85~90度で淹れてください。
飲み比べたらわかりますが、香りが別物くらいに違いますので。
まぁ今はマルシェ802での包丁研ぎを終えてビール飲んでいる訳ですが。🤭
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